(2021/2/18 作成)
「腰が痛くてコルセットを巻かないと体位変換もできない」
「夜勤が多くて夜眠れなくなった」
「夜勤中や夜勤明けでついつい食べ過ぎちゃって体重が増加傾向」
看護師をしている人の中にはこのような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、筋トレはこれらの悩みを解消します。
では何故筋トレはこれらの悩みを解消するのかを順をおって説明していきましょう。
看護師の業務が身体に与える影響
まず看護師の業務が身体にどのような影響を与えるのかを見ていきましょう。
看護師が持つ悩みで特に多い3つを紹介したいと思います。
腰痛になる
看護師業務は実はかなり重労働です。
基本的には常に立ちっぱなしですし、病棟が広いとかなりの歩数を歩くことになります。
何より体位変換をする時には腰への負担が強くなります。
そんな看護師業務で引き起こされるのが「腰痛」です。
「腰痛」は看護師の職業病だと考えている人も多くいます。
看護業務で「腰痛」が引き起こされる要因は下記の通りです。
- 重量物を扱う(体位変換など)
- ベットの位置や高さが合っていない(姿勢が悪くなる)
- 力の弱い女性が多い(筋力が弱く痛めやすい)
- 命に関わる仕事をしておりストレスが多い
日本看護協会が腰痛について紹介していますので、詳しく知りたい方はこちらを参照してください。
不眠症になりやすい
看護師業務の中でも特に負担になってくるのが「夜勤」。
2交代か3交代で夜勤の時間帯は変わってきますが、長いところでは夜勤の勤務時間は16時間にもなります。
仮眠時間も施設によって違いますが、大体2時間程度が多いのではないでしょうか。
忙しければ仮眠なんて取れないこともザラにあります。
またICUなど夜勤が多い病棟では月に7回ほど夜勤がある病院も珍しくありません。
そんな勤務で引き起こされるのが「不眠症」です。
夜仕事で眠れないことが多くなってくると、身体のリズムが乱れて普段も夜眠れなくなってしまいます。
不眠症になってしまうと、鬱のリスクをあげたり、心疾患のリスクが上昇してしまいます。
看護師業務とって切り離せない夜勤は、身体に大きな影響を与えるのです。
肥満になりやすい
看護師の業務は命を預かる現場であり、ストレスも多い環境にあります。
それだけでなく医者やその他コメディカルと関わることも多く人間関係自体がストレスになることも多くあります。
そのストレスを発散させようとして、過食に走ってしまう人もいるのではないでしょうか。
また夜勤をしていると太りやすくなってしまいます。
- 夜間にカップ麺やお菓子などを食べてしまう
- 夜間に休息できていないので代謝が落ちる
- 夜勤中の空腹時間が長くなるので吸収率が高くなってしまう
EXECUTIVE CONDITIONINGという本では、特に痩せにく職業が看護師だと紹介されるどです。
気になる方は是非一読してみてください。
筋トレが看護師の悩みを解消する理由
ではここからは先ほど紹介した、看護師に多い悩みを筋トレが解決する理由を紹介したいと思います。
では早速いきましょう。
筋力がつき姿勢が良くなる、ストレスに強くなる
看護師が何故腰痛になりやすいのかは先ほど紹介したように、
- 高重量のものを扱う
- 姿勢が悪い
- 力が弱い
- ストレスが多い
などの理由が挙げられます。
筋トレはこれら全てを予防・解消します。
- 筋力が強くなり重いものを持っても負荷が少なくなる
- 背中を鍛えることで姿勢が良くなる
- 筋トレで重いものを持つことで体の効率的な使い方を覚える
- 筋トレをするとストレスに強くなる(身体的負荷を日常的にかけている人は、精神的ストレスがかかってもストレスを感じにくくなることが研究でわかっている)
※すでに腰痛を患っている人は専門家と共に筋トレをすることをお勧めします。
適切でない筋トレは症状を悪化させる恐れがあります。
自宅でできる筋トレはこちらを参照してください。
https://masaki-blog.com/home-danbel/3804/ https://masaki-blog.com/tyube-training/3834/筋トレは睡眠の質を上げる
筋トレは睡眠時間は伸ばしませんが、睡眠の質を上げることが様々な研究で判明しています。
筋トレが睡眠の質を上げる理由は下記の通りです。
- 筋トレ後は睡眠中の体温が上昇する(これによって睡眠が深くなる)
- 筋トレによる心拍数の増加が迷走神経を活発にする
- 筋トレは不安を解消する
- 筋トレは成長ホルモンなど各種ホルモンの分泌を促す
定期的な筋トレで睡眠の質をあげましょう。
筋トレは痩せやすい体を作る
ダイエットと聞くとジョギング や食事制限を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
ジョギング や食事制限ももちろん大切ですが、何より大切なことは「基礎代謝を上げる」ことです。
基礎代謝とは何もしていなくても消費するエネルギーのことです。
これを増やすことで痩せやすい身体になるのです。
残念ながら食事制限やジョギングでは基礎代謝は効率的に上がりません。
過度な食事制限はむしろ基礎代謝を下げてしまいます。
基礎代謝を上げるには筋肉量を増やす事が重要になります。
効率的に筋肉量を増やす事ができるのは「筋トレ」なのです。
特に胸部・背中・大腿などの大きな筋肉を鍛えると効率的に基礎代謝の向上が見込めます。
肩幅より広げた腕立て伏せ、スクワット、背筋など簡単に出来る筋トレもあるので是非行いましょう。
まとめ
以上が看護師こそ筋トレを!看護師に筋トレをオススメする理由3選!でした。
筋トレは
- 筋力がつき姿勢が良くなる、ストレスに強くなる
- 筋トレは睡眠の質を上げる
- 筋トレは痩せやすい体を作る
これらの効果が見込めます。
これらはきっと看護師の悩みである
- 腰痛
- 不眠症
- 太りやすい
これらを解消してくれるはずです。
元々ハードな仕事なので無理せず筋トレをしてください。
ではまた次回!