(2021/1/30 作成)
毎年の行事である節分。
なんとなく「鬼は外」と豆を投げていませんか?
実はその豆はとても栄養豊富なのです。
今回はそんな節分の時に投げる豆の効能を紹介したいと思います。
是非節分の豆を美容と健康につなげましょう!
なんで節分に豆を投げるの?
昔から豆には鬼を退治する効果があると思われていました。
昔の人々は病気は全て鬼の仕業であると考え、悪いことをする鬼がこないように願いを込めて豆を投げたと言うことです。
また大昔では日本の一年を締めくくる行事であった為、一年の最後に鬼を退治し、良い年を迎えたいとい思いがあったようです。
何故豆を食べるの?
豆は熱い火で煎ると邪気を払うとされていました。
そして邪気を払われた豆は福豆と呼ばれ、体の中に福を取り入れる為に豆まきで使用した豆を食べるのです。
次の年も健康で幸せに暮らせるように願い歳の数だけ食べるようになりました。
(地方によって歳の分だけ食べる文化と、数え歳で1つ多く食べるのとがあります)
豆まきで使われる豆は何?
豆まきで使われる豆は地方によって違いますが、主に大豆の煎り豆が主流のようです。
東北より北の地域では落花生を撒く地域もあるそうです。
ではここで炒り豆と落花生の栄養価の違いをまとめてみました。
炒り豆(大豆)の栄養価
- タンパク質 37.5g
- 食物繊維 19.4g
- カリウム 2000mg
- マグネシウム 240mg
- 鉄 7.6mg
- 亜鉛 4.2mg
- ビタミンE 2.2mg
- ビタミンB6 0.39mg
- 葉酸 260μg
- ビオチン 27.4μg
落花生の栄養価
- 脂質 49g
- タンパク質 27g
- 炭水化物 20g
- カリウム 770mg
- ナトリウム 2mg
- カルシウム 50mg
- 鉄 1.7mg
- ビタミンB6 0.5mg
- マグネシウム 200mg
節分の豆にはどんな効能があるのか?
ではここからは節分の豆が体にどのような効能をもたらすかを説明していきたいと思います。
大豆と落花生それぞれみていきましょう。
炒り豆(大豆)の効能
- 必須アミのアミノ酸をバランスよく摂取できる
- 更年期障害の症状緩和(イソフラボンの効果)
- 骨の健康維持(イソフラボンの効果)
- 美肌・美髪(アミノ酸、イソフラボン効果)
落花生の効能
- 腸内環境改善(不溶性食物繊維の効果)
- アンチエイジング(ビタミンE、ポリフェノール効果)
- 肥満予防、ダイエット効果(低GI)
- 血行促進、貧血予防(不飽和脂肪酸効果、鉄分効果)
- 記憶力、認知機能アップ(レシチン効果)
- 血管強化、高血圧予防(ビタミンE,ポリフェノール効果)
食べ過ぎには注意しましょう
どれだけ体にいいものでも食べすぎると害になります。
食べすぎるとどのような症状が出るのかをまとめてみました。
炒り豆(大豆)を食べすぎると出る症状
- ホルモンバランスの乱れ(原因:イソフラボン過多)
- 腹痛・下痢(原因:不溶性食物繊維過多)
- 体重増加(原因:カロリー過多)
- 歯の汚れ(原因:ポリフェノール)
炒り豆(大豆)の100gにおけるカロリーは430kcalです。
意外と高カロリーなので食べ過ぎには注意です。
また大豆イソフラボンの摂取量は70~75mgが目安なので、大豆だと約30gくらい食べると達してしまいます。
食べ過ぎには注意しましょう。
落花生を食べすぎると出る症状
- 体重増加(カロリー過多)
- 吹き出物(脂質過多)
- 腹痛・下痢(不溶性食物繊維過多)
落花生も100gで585kcalと意外と高カロリーなので摂取のしすぎには注意しましょう。
目安は30g程度です。
まとめ
以上が節分の豆は栄養満点!?豆の効能とは?でした。
- 豆まきは健康に過ごせるようにするための願掛け
- 豆を食べるのは福を取り入れるため
- 豆は美容効果あり
- 食べすぎると下痢や体重増加のリスクあり
適量であれば健康や美容効果が高い節分の豆。
豆まきが終わった後は適量を摂取し健康と美容に役立てましょう!
ではまた次回!