(2026/1/5作成)
はじめに|医療現場にいるからこそ、伝えたいこと
救急外来や病棟で働いていると、
「本当は防げたはずの病気」
「もっと早く生活を変えていれば違った未来」
を何度も目にします。
高血圧、糖尿病、腰痛、膝痛、心疾患。
どれも突然起きたようで、実は長年の積み重ねです。
医療が進歩しても、
医療費は下がらず、通院や薬は一生続くケースも少なくありません。
だからこそ今回は、
看護師として・トレーナーとして・子育て中の一人の父として
「医療費を増やさない体づくり」の本質を、5つの原則にまとめました。
原則①「病気にならない」より「悪化させない」を最優先にする
多くの人は「病気にならない体」を目指します。
ですが現実的には、年齢とともに多少の不調は避けられません。
医療現場で重要なのは、
ゼロにすることより、進行を止めることです。
- 血圧を正常値に戻すより、上げ続けない
- 腰痛を完全に消すより、慢性化させない
- 体重を減らすより、増え続けない
この視点に切り替えるだけで、
運動も食事も「続く選択」に変わります。
原則②「頑張る運動」は続かない前提で設計する
医療費が増える人の共通点は、
一時的に頑張って、やめて、悪化することです。
- ジムに入会して3ヶ月で幽霊会員
- 毎日1万歩を目標にして挫折
- 食事制限でリバウンド
看護師として断言しますが、
続かない運動は、健康にも医療費にも意味がありません。
おすすめはこの基準です。
- 疲れていても「やってもいい」と思える
- 子どもがいても実行できる
- 1回10分以内で完結する
「頑張らない設計」こそ、最大の医療費対策です。
原則③「筋トレ=若者向け」という誤解を捨てる
医療費と最も関係が深いのは、実は筋力です。
- 転倒 → 骨折 → 寝たきり
- 膝痛 → 運動量低下 → 生活習慣病
- 筋力低下 → 基礎代謝低下 → 肥満
これらはすべて、
筋肉量の低下から連鎖的に起こります。
重要なのは、
重いウエイトではなく「正しく動かす筋トレ」。
- 立つ
- 座る
- 持ち上げる
この日常動作を守るだけでも、
将来の医療費は大きく変わります。
原則④「通院が必要になる前」に生活を微調整する
病院に来る人の多くが、こう言います。
「もう少し早く何かしておけばよかった」
しかし実際に必要なのは、
大きな改革ではなく小さな修正です。
- 夕食後に5分だけ体を動かす
- エレベーターを1日1回だけ使わない
- 座りっぱなしを30分で一度リセットする
医療現場では、
この「微差」が数年後に大差になることを知っています。
原則⑤「家族と続けられる仕組み」を作る
子育て世代にとって最大の壁は、
「自分の時間がないこと」です。
だからこそ、
家族を巻き込める行動が最強です。
- 子どもと一緒にスクワット
- 公園で遊びながら運動
- 家族全体で生活リズムを整える
結果的に、
家族全員の医療費リスクが下がります。
健康は個人戦ではなく、
家庭単位で作るものです。
まとめ|医療費を減らす最大の投資は「派手な健康法」ではない
医療現場にいると強く思います。
- 特別なサプリ
- 流行りのトレーニング
- 高額な健康サービス
これらよりも効果が高いのは、
一生続く、地味な習慣です。
今日紹介した5つの原則は、
どれも「今すぐ」「お金をかけずに」始められます。
医療費を増やさない体づくりは、
未来の自分と家族を守る、最も現実的な選択です。

