(2020/12/9更新)
「世界一周をして何を得るの?」
「世界一周をして何か変わるの?」
「普通の旅行でも良いんじゃない?」

世界一周に興味がある人の中には、このような疑問を持つ人もいるのではないでしょうか?
今回は仕事をやめ、世界一周を慣行した僕が、世界一周をして感じた事7選を紹介したいと思います。
ちなみに僕は英語をほぼ話せず、ほぼ初海外を1人で周りました。
現在コロナが流行っており、安易に旅行にいけないですがコロナが収束した際には参考にしてもらえたらと思います。

身近な人の大切さが分かる
日常では当たり前のように、家族がいて、友達がいて、簡単に連絡をとる事ができる人がほとんどだと思います。
そんな中でも身近な人に感謝して、大切にする事ができる人も多いと思います。
ただそれと同時に、あまりに近くにいすぎて身近な人の大切さや、感謝の気持ちなどを感じる事ができていない人も当然いると思います。
世界一周を1人でして何故身近な人の大切さが分かるのかといえば、自分のいた場所から遠くに行けば行くほど、家族や友達、恋人など身近にいていた人のことを思い出すようになるからです。
世界一周一人旅は実は楽しいことばかりではありません。
見知らぬ土地で道に迷ったり、タクシーで全く違う場所に連れて行かれて置いてけぼりをくらったり、事故や事件にあったり、ゲストハウスの同じ部屋の人の足が劇的に臭かったり・・・
そんな時に助けてくれるのは現地の人ですが、心の支えになるのは日本で身近だった人たちとのつながりでした。
直接連絡を取る事でも心の支えになりますが、帰国したらこんな話をしてあげようとか、こんなものをプレゼントしようなど考えるだけでも絶対に帰国しようという心の支えになります。
離れれば離れるほど身近だった人を思い出す。
日本で生活していた時より、身近な人を大切に思えるようになりました。
幸福度・自尊心が高まる
世界一周をする人はかなりマイノリティーだと思います。
そして一般的にはハードルが高い事であると思います。
そのハードルの高いことを実行に移し、達成できたという満足感は今までで一番といっても良いぐらいでした。
それとともに一度きりの人生で、世界一周をしたという人生に対する満足感も生まれ、非常に幸福感を感じたことをいまだに手に取るように思い出します。
誰と競争するでもない、世界一周。
達成した時には自信も自然と身につきます。
海外の出来事が人ごとではなくなる

海外に行く前は日本以外のニュースにほとんど興味を示す事がありませんでした。
だけど世界一周し、自分と関わりのある国・人・建物・自然などが増えてくると自然と興味が出ます。
例えばトルコで暴動があれば、あの時旅先で優しくしてくれた人は大丈夫だろうか?
南米の国が経済的に破綻してしまったら、あの国で日本人宿を経営してくれてる人は大丈夫だろうか?
など、自分ごとに近い感覚で海外のことを見るようになりました。
世界一周をする前に比べ、世界がまた小さくなりました。
自分の価値観を疑う事ができる

日本で生まれ、日本で育ち、日本人としか関わらない。
そんな生活をしているときは、周りと同じである事が普通でした。
正解は1つしかないような考え方に近かったように思います。
しかし、世界一周にいき発展途上国・先進国・キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教など様々な価値観の人たちと接することで、正解は数多にあり、1つもないということを実感しました。
文化や歴史で思想が変わり、価値観が違うことは当然のことです。
言葉で理解するのは簡単ですが、実感することは職場と家の往復ではなかなか難しいことです(職場にもよりますが)
そして価値観が多様にあるということを学んだからこそ、自分が今まで正解だと思っていた価値観も客観的に見る事ができるようになり、良い意味で価値観を疑う事ができるようになったと思います。
自分の価値観を疑えるようになった事で、縛りがなくなり、思想が身軽になったように思います。
経済的な感覚が養われる
世界一周と旅行との大きな違いは、世界一周をしようと思えば長期的な休暇が必要になるため、場合によっては仕事を辞める必要があるという事です。
僕は仕事を辞めて回ったため、収入もない状態でした。
そんな中で学ぶのはやはりお金の使い方。
日本を離れている間にも発生している税金、旅費、携帯代などのランニングコスト。
常にお金はかかり続けます。
世界一周を終えてからは、経済観念も強く持つようになり、税金の勉強をしたり、本当に価値のあるものにしかお金を使わないようになりました。
おそらく発展途上国を回ったこともこの価値観に大きく影響していると思います。
発展途上国の生活を目の当たりにすることで、消費によって得ていた満足感が消費をしなくても得られるようになりました。
英語が話せなくてもコミュニケーションをとる事が怖くなくなる
僕は全くといって良いほど英語を話せません。
世界一周中は身振り手振りと、写真などを見せてコミュニケーションをとっていました。
そんな中で気づいたことは、それでも思いは理解し合えるということです。
言葉が感情を伝える武器だとするならば、ジュエスチャーなど他の武器を使えば良いだけの話でした。
そして何より必死に伝えようとしている人の声を無視するほど、人は冷たくないものでした。
英語が話せないから、海外の人とコミュニケーションをとる事ができないということは全くないという事を学びました。
人とのつながりが増える

日本での旅でもそうですが、1人で行けば友達が増えます。
ゲストハウスに泊まれば尚更、人とコミュニケーションをとるので友達が増えます。
世界一周中も同じで、ほとんど毎日といって良いほど新しい出会いがありました。
旅中に連絡先を交換した人は、日本人も含めて100人近くになりました。
普通に生活しているとまず出会わない人数ですし、出会わない人たちです。
日本に帰ってきてからも旅先で出会った人たちと交流が続いており、一緒に飲み行ったり、他県から遊びにきてくれます。
旅を通して出会いが増える。
出会いが増えると好きな人が増える。
好きな人が増えると人生は楽しい。
そう思うようになりました。
まとめ
以上が世界一周をして感じた事7選でした。
あくまで個人的な感想です。
旅行は行く人によって全然感じる事が違うのが面白いところでもあります。
コロナが収束した際には、是非世界一周に行って自分はどう感じるのかを試してみて下さい。
