(2020/12/10更新)
「自己啓発本に興味があるけど、どれが良いのかわからない」
「仕事や日常を前向きに過ごしたい」
「時間がないので無駄な本は読みたくない」

年間100冊程度本を読む僕が、今回は一冊だけの紹介ではなく、オススメの自己啓発本をまとめて紹介したいと思います。
どの本も時代が変わっても色あせない本ですので是非参考にして下さい。
https://masaki-blog.com/book/weight-trainingでは早速いきましょう。まずは5位から。
5位 7つの習慣
<特徴>
7つある習慣ごとに章がわかれているので、流れがとてもわかりやすく読みやすい。
しかし、専門用語なども多数出てくるので、端的に頭に入ってきにくい面もある。
<内容>
第一章
第一章では主体的に生きる事の必要性、その為にはどうすれば良いのかが記載されている。
自分から動くのか、動かされるのかといったような事。
第二章
第二章は終わりを思い描く事から始める事について記載されている。
第三章
第三章では最優先事項を優先する。
その為には意志の力が必要不可欠という事などか記載されている。
第四章
第四章はwin-winな関係を築くことについて。
第五章
第五章はまず理解に徹し、そして理解される事の重要性と方法について。
第六章
第六章はシナジー(相乗効果)を創り出すことの重要性と方法について。
第七章
第七章は肉体的、精神的、知的、社会的、情緒的側面において、刃を研ぐように自己研鑽していく事の重要性と方法について記載されている。
これらの習慣を整えることで、下記に示すような順に心理的変化を及ぼす。
①他者依存(人のせいにしたり、他人によって自分の幸福が左右される状態)
②自立(自分の幸せは自分で決め、他社に振り回されない状態)
③相互依存(お互い協力体制にあり、win-winな状態)
相互依存まで心理レベルを上げれている人は少なく、年齢を重ねても人のせいにしたり、何かのせいにしている人が多いといった内容も記載されている。
誰かに自分の幸せを左右され、感情をかき乱されている人にオススメです。
4位 生き方
<特徴>
元京セラを設立した稲盛和夫が経験から学んだ事、人生哲学が記載されており、働く全ての人から長年支持されている本。
<内容>
プロローグ
プロローグでは生き方を問い直したり、この世に生きる意味などが記載されている。
第一章
第一章では思いを実現させる為にはどうすれば良いのかが記載されている。
・求めたものだけが手に入ると言う人生の法則。
・あきらめずにやり通せば成功しかあり得ない。
など様々な哲学、方法論が記載されている。
第二章
第二章では原理原則から物事を考える重要性が記載されている。
シンプルに原理原則を考え、只今この時を必死懸命に生きるといったことなどについて記載されている。
第三章
第三章では心を磨き、高める為にどうすればどのようにするべきなのかが、記載されている。
第四章
第四章では利他の心で生きる事の大切さについて。
第五章
第五章は宇宙の流れと調和する事について。
簡単に言うと自分の力ではないどうしようもできないような大きな力、森羅万象などについて。
第5位の七つの習慣とあえて比較するのであれば、英語の直訳のような理解し難い文章が少なく、経験談から記載されているので理解し易いと思います。
ビジネスマンに特にオススメですね。
3位 嫌われる勇気
<特徴>
哲学者と相談者の会話形式になっているので、とても簡単に読む事ができ、非常にわかりやすいです。
<内容>
人生に悩んでいる若者が、哲学者に相談し、新しい人生の見方を得ると言う話。
七つの習慣の元になったと言う話もあるぐらいで、根本的には使っている言葉こそ違えど言っていることは近いところがあります。
とても簡単に本書に記載されていたことをまとめると、
・人は自分で全てを選び、決めているという事。
例)トラウマは影響を受けたからではなく、自分がトラウマを持ちたいから。
例)誰かに告白する勇気がないという人は、そもそも告白したくない。
などなど。
・相手の気持ちなど、どうやっても理解できないし、変えることもできない為考える必要はない。
・相手の気持ちは相手のものであり、そんな事を気に病む必要はないと言うこと。
嫌われる勇気という題名通り、他人のどうしようもない感情を気にするのではなく、自分の力で自分意志で物事を切り開いていこうといったことがわかりやすく記載されています。
自分が行動したことに対して、十人十色の反応があるので、嫌われる事を意識して悩むのは無駄だということですね。
本書は老若男女問わずオススメの本ですね。
ちなみに嫌われる勇気の後に出版された、幸せになる勇気と言う本も読みましたが、記憶に残っていません。
2位 夢をかなえるゾウ
<特徴>
物語形式で、出てくる登場人物も面白く、単純に読み物として楽しく読むことが出来ます。
そして自己啓発に繋がる様な行動が具体的に記載されているので、実践に移しやすく、本を読んで終わりではなく実際の学びに繋げやすいと思います。
<内容>
ある日突然ガネーシャというゾウの神様が枕元にいるところから物語は始まる。
その神様は主人公の人生をより良く変える為に、1日1つ課題を与えていく。
毎日課題をクリアしていく主人公。その先に見える景色は・・・
といった様な物語。
自己啓発本は哲学的な思想や、経験談が記載されていることが多いが、この本は具体的にやるべきことが記載されている為非常わかりやすい。
そして何より、ついついページを巡ってしまうほどに面白い登場人物のやりとり。
テンポもよく、本を読むことが苦手な人も読み進めることができると思います。
あまりにがつがつと、こってりした自己啓発本が苦手という方にもオススメの作品です。
ちなみに3巻まで発売されており、3巻目には貧乏神も出てきます。まぁ自己啓発的な意味で読むのであれば1巻で十分だと思います。
1位 道をひらく
<特徴>
1項目2ページ程で記載されており、物語性がない為、気になる項から読んでも理解することができる。
これはとても個人的な感想だけど、読んでいると心がスッキリしてきて、とても前向きな気持ちになります。
<内容>
松下電器の創設者である、松下幸之助が自身の経験から学んだ哲学、方法論が記載されている。
稲盛和夫さんの生き方と似たような構成ではあるが、バリバリのビジネスマンの様な熱いものではなく、人そのものを包み込む様な松下さんの思いが伝わってくる。
この本には大項目、小項目があり、下記に大項目を記載する。
大項目
・運命を切り開く為に
・日々を新鮮な心で迎える為に
・共により良く生きる為に
・自ら決断を下すときに
・困難にぶつかったときに
・自信を失ったときに
・仕事を向上させる為に
・事業をより良く延ばす為に
・自主独立の信念を持つ為に
・生きがいのある人生の為に
・国の道を開く為に
書いてあることをざっくりとまとめると、日々新たな気持ちで真摯に向き合い、人を敬い、感謝し、志を持って生きましょうといった感じ。
この本に書いてある、個人的に好きな言葉は、日々これ新たなり。
近頃はコロナショックもあって、辛い環境にいる方も沢山いると思いますが、毎日新しい気持ちで一歩ずつ歩を進めていきましょう。
以上がオススメの自己啓発本です。
正直に個人的な感想を言うと、どの自己啓発本も同じ様なことを言ってると思います。
共通していることは・・・
・人に振り回されない、比較しない
・自分の志(やりたい事)を明確にする
・人のせい、環境のせいにしない
・人を敬い、協力しながらお互いの利益になる様考える
と言った感じでしょうか。
ただ違うのは言葉と表現。
アメリカ人的な個人の利益を追求するという表現をするのか、日本人的な人を敬い共に協力していくという表現をするのか。
どちらも共通するのは最終的に相互依存。社会貢献しましょうという事みたいですね。
数ある自己啓発本の中で、1番しっくりくる表現の本を探してみるのも面白いと思います。
自己啓発本は簡単に読めるものが多いので、普段本を読む習慣がない人も、読んでみてはどうでしょうか。
では今週はこの辺で^ ^