乳がんになった看護師

ここまで旅の話ばかりでしたが、今回は久し振りに医療の話。難病のピザ職人(3/30の記事参照)以来の話です。


実はベルリンを一緒に回っていた先輩は、乳がんを患い、抗がん剤治療を受けていました。20代後半でその事実を受け止めるのは酷だったと思う。

治療を受けながら、仕事をしていた先輩の気持ちを慮ると、なかなか一言では表現できない気持ちが湧き上がってくる。

現在も定期健診が必要な状態。そんな状態の中、自分のしたい事を見つめ、今月からドイツに住むことを決意した、真摯な姿には敬意を払わずにはいられない。

そんな先輩は、乳がんになった経験をYouTubeにアップしている。高額医療のことからメイクの事、そして検査や薬、身体の変化など、現実に即した細かい情報がアップされている。


簡単に情報が入るこの時代だからこそ、実際に経験した人の言葉に重みがある。是非興味がある方は視聴してみて下さい。

www.youtube.com/channel/UCHkMlXiyt_gSinIqwENnp3g

4/1 海外対策のワクチン接種

海外旅行に行くにあたってのリスクとして上がってくる事が感染症。

オセアニア以外のほとんどの国で汚染している狂犬病は、ほぼ100%の致死率。現代の医療でも100%とは恐ろしすぎる。また日本では牡蠣などで感染する事が多いA型肝炎は、アジア・アフリカ・中南米に広がっており、感染のリスクが高い。他にも多々リスクのある感染症があるが、興味のある方はFORTHを見てもらいたい。これを見ると改めて日本という国の清潔さを実感する事ができる。

という事で上記のリスクを軽減させるために、ワクチン接種へ。しかし自分の行く国に必要なワクチンがわからない。調べれば自分でなんとかできるが、時間を短縮したい。そこで梅田にある海外ワクチン専門病院へ。

そこでは自分が訪れる予定の国を伝えるだけで、最低限受けとくべきワクチンを選択してくれる。今回アフリカ以外の国を回る予定であると伝えたところ、狂犬病・A型肝炎・腸チフスを勧められた。3つ合わせて約7万という決して安くはない金額であったが健康には変えられないと思い決断。

狂犬病は3回、A型肝炎は2回、腸チフスは1回受ける。WHOのワクチン接種表のような物をもらい無事全ての工程が終了。これで世界一周に少し近づいた。

 

 

3/30 難病のピザ職人

今日は知人の奥さんが経営しているカフェ「親子カフェレンタルスペースbaila」へ。
元気なお母さんを増やしたいという思いから出来たカフェだけあって、到着すると既に沢山の人と子供達が。

清潔感がありリラックス出来る空間だった。

目的は難病のピザ職人の話を聞くこと。

ワーキングホリデイでオーストラリア滞在中に急性リンパ性白血病になり、5年生存率は50%と宣告された彼は世界中を周りながら難病を語る活動を続けている。

また無菌室で闘病生活を送っている人達を支援しており、無菌室でも読めるブログという媒体を利用し思いを届けている人物である。

語り口調は柔らかく、走り回っている子供達の音も不思議と心地良いBGMに聞こえてくる。まるでそこに集まった人達全てが肯定されるような雰囲気の中、語りは始まった。

病気になった経緯、日本に帰る飛行機の中ずっと手を握ってくれていたオーストラリア人、関西空港に着いてもすぐに病院には行けなかった事、闘病生活、支えてくれた人達、活動を通して伝えたい事、それらが血の通った言葉で語られ、感情が自然と揺さぶられる。

入院中、病気と語り、前向きな言葉で、何も無い病室を満たしていたと語る彼の雰囲気は、海外からの友達のお見舞いや、千羽鶴が送られることが当然であるような人柄であるように感じた。

看護師としての目線では、最先端医療の勉強会も大切であるが、闘病者やその家族の話を聞いて回ることが重要なのでは無いかと改めて思った。アインシュタインの言った「宗教無き科学は欠陥であり、科学無き宗教は盲目である」と言う言葉を思い出した。

看護師という肩書きを無しにして思ったことは、いつ自分も死ぬかわからないという事。だからこそ今を実感し、楽しく生きていくことが大切だと改めて思った。

最後に彼は「命はそこにあるだけで輝いている」と今日集まった人達の中で1番輝いている表情で伝えていた。

言うまでもないがピザはとても美味しかった。