仙台のゲストハウスのヘルパーとして働き始めて約1週間。毎日違うゲストと飲み、様々な話をし、人生で一番初対面を経験している素敵な時間を過ごしている。
しかしせっかく仙台に来たのに、 働いてばかりではもったいないと思い、休日に市内を散策。事前に宿のオーナーから聞いていた牛タン屋に行く。
牛タン発祥の店 旨味 太助

行ったお店は旨味 太助。牛タン発祥の店と知られる有名店。ちなみに味 太助と継承者問題があったらしく、店内には味 太助とは関係ない旨が記載されている。旨味太助で味 太助の話をすると怒られるという噂もあるほどで、その根は深そうであることがうかがえる。
そもそも牛タン焼きは仙台が発祥とされており、味 太助の初代、佐野啓四郎が昭和23年、仙台中心部に牛タン焼き専門店を開き、その味を広めたとされている。
フランス人のシェフから牛タンの味を教わり、日本人向けに味付けに工夫を重ねたらしい。
店内はカウンターにテーブルが数個あるだけの、簡素なつくり。カウンターは隣の人に触れるぐらい狭い。
しかし、カウンターから見える店員の焼き姿は非常に面白い。

肉の塊と化している牛タンを、網に投げ入れる男性と、焼き続ける男性にわかれており、その姿は見ていて飽きない。職人であることを感じさせられる焼き姿。ただその職人魂が客の談笑を妨げている気もする。しかしそれもまた味があって良い。
ちなみにタンは部位ごとに味が違うが、きちんと様々な部位が食べられるように提供してくれる。なんでも、見ただけでタンのどの部位がわかるらしい。
今回注文したのは牛タン定食(4枚)、1500円。ほかにも牛タン定食(5枚or6枚)も選択できる。ちなみに鰻も売っていたが食べている人は1人もいなかった。
定食は牛タンの他にテールスープ、麦飯、漬物がついてくる。4枚でも十分腹が膨れる。

牛タンは肉厚で食べ応えがあり、塩味の味付け付けも丁度いい。焼肉屋で食べる牛タンとは全く違う代物。あっさりしているわりに、味付けがしっかりとしているため、ご飯も進む。
テールスープは肉がホロホロで柔らかく、味付けも文句なし。少し値は張るがそれだけの価値がある店。是非行ってもらいたい。
開店前から行列が出来ていた為食後すぐに退散。市内をふらふらして帰宅。
今後も仙台ライフ満喫します。